マットレスの選び方

ボンネルコイルとポケットコイルの違いって

ベッドを購入する際に必要なのがマットレス。

マットレスにもいろいろと種類がありますが、一般的に普及しているマットレスというと

「ポケットコイル」と「ボンネルコイル」の2種類となります。

でも、「ポケットコイル」と「ボンネルコイル」

どっちが寝心地がいいの?

また、価格も気になるところですよね。

そこで、ボンネルコイルとポケットコイルの違いについて

どちらがおススメなのかについてまとめてみました。

 

ボンネルコイルとポケットコイル

ボンネルコイルとは

マットレスにはいわゆるフォームタイプだけでなく、バネで弾力を生み出すスプリングタイプもあります。

スプリングタイプには主に、ボンネルコイルとポケットコイルの2種類があって、寝心地や耐久性などに影響しています。

ボンネルコイル

ボンネルコイルは数百本のスプリングが垂直に立ち並び、横同士で連結されているのが特徴です。

その為、一ヶ所に負担が発生すると周りにも沈み込みが伝わり、面で体重を支える結果に至ります。

 

 

耐久性の点においては、スプリングが1本1本が独立しているタイプよりも、ボンネルコイルの方が優れていると思われます。

また、スプリングを包む構造をしていませんから、通気性が良く蒸し暑い夏場でも快適に眠れます。

日本のように高温多湿の地域においては、通気性が優れるこのタイプのマットレスが好まれる傾向です

ただスプリングが横同士で繋がっている代わりに、横方向に揺れてしまう欠点があります。

寝返りの際に揺れが気になる恐れが強いですから、マットレスを選択する時は良く考えて検討することが大切です。

点ではなく面で体重を支える構造上、スプリングの数を減らすことができるので、コスト削減に結び付き価格が抑えられるメリットを発揮します。

ポケットコイルとは

ポケットコイルポケットコイルはスプリングが1本ずつ独立しており、それぞれ不織布などで包み込まれているのが特徴です。

これはスプリング同士が絡むのを防ぐのが目的で、独立した沈み込みを実現する為に不可欠なものです。

 

 

スプリングが個別に沈み込みますから、面ではなく点で体重を支えるイメージとなっています。

横同士は連結されておらず、負担の分散を行えないことから、スプリングの数を増やして荷重に備えます。

その為、ボンネルコイルタイプに比べると価格帯はやや高めで、安価な製品にはほぼ採用されていないといえるでしょう。

ポケットコイルは、横に揺らしても隣のスプリングに揺れが伝播しないので、ボンネルコイルにありがちな横揺れは発生しないです。

更に、点で体の負担を支える構造なので、柔らかい寝心地が得られたり、無理な姿勢を避けてゆったりと眠れます。

スプリングが包まれていることから通気性には期待できず、蒸れやすい季節だと湿気が溜まってしまう恐れがあります。

スプリングはタイプや構造の違いに関わらず、鉄をベースとした鋼材を用いている場合がほとんどです。

錆びないように加工されてはいるものの、長期的な観点で考えると、通気性があまり良くないポケットコイルは寿命に懸念が生じます。

マットレス ボンネルコイルとポケットコイルの違い

ボンネルコイルとポケットコイルを比較してみると、それぞれの違いや長所が見えてきます。

ボンネルコイルはスプリングが連結されていて、面で沈み込みを防ぎ通気性の良さも発揮するのが特徴です。

面で体重を支えることから、寝心地は床に敷いたやや硬めの布団という感じです。

柔らかい布団で腰の沈み込みが気になる場合は、あまり沈み込まないボンネルコイルがマッチするでしょう。

一方のポケットコイルは、スプリングが個別に独立していて、一ヶ所に荷重を掛けてもその部分だけしか沈み込まないです。

面で支えられる感覚とは無縁ですから、柔らかめの布団で眠るかのような寝心地が得られます。

寝姿勢的には無理が生じにくく、理想的な背筋を保ったまま眠れるタイプとなっています。

更に、横揺れに強いので、柔らかい寝心地にも関わらず安定した感覚がある不思議なタイプです。

 

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ボンネルコイル ポケットコイル比較 どっちがいい

マットレスを代表するボンネルコイルとポケットコイルを比較すると、前者は寝返りをうつ時などに揺れやすく、一方の後者は体の形状に合わせてフィットする特徴が挙げられます。

ボンネルコイルは複数のスプリングが連結されて面を構成しているので、そういう意味で安定感があるのは確かです。

また通気性はこちらの方が有利ですから、湿度が高い部屋や寝汗によるカビが気になる人に向いています。

ポケットコイルはスプリングが独立していて、1つ1つが包まれている構造です。

その為、通気性は譲りますが、いわゆる体圧分散性に関してはこちらの方が有利です。

構造上コストが掛かるつくりなので、比較すると価格帯が少し上がってしまうのは気になるところです。

通気性やコスト面ではボンネルコイルに軍配があがり、寝心地や横揺れのなさはポケットコイルが優れます。

いずれも一長一短が存在していますが、寝心地は明らかに異なりますから、直接的に比較を行えば好みが分かるはずです。

耐久性はスプリングの質や本数によりますから、一概にどちらが優位とは断言できませんが、一般的には面で支えるボンネルコイルがやや優位だと考えられます。

ボンネルコイル ポケットコイル 寿命・耐久性

ボンネルコイルの耐久性は、面を構成する複数のスプリングで体重を支える分、高めだといえるでしょう。

通気性の良さによる錆にくさも含めると、ボンネルコイルには寿命が期待できて長く愛用できる可能性があります。

ポケットコイルは独立するスプリングがそれぞれ体重を支えるので、負担が掛かりやすい部分にヘタリが早く生じます。

一般的にポケットコイルの寿命は10年が目安といわれていますから、購入して短期間で使えなくなる心配はないです。

ボンネルコイルも簡単にはヘタリませんが、耐久性に関してはスプリングやクッションの質、構造などに左右されます。

それと使い方でも変わってくるので、定期的に上下左右を変えたり引っくり返すなどすると、長く使えるようになります。

ボンネルコイル ポケットコイル 寝心地 腰痛対策にはどっち?

腰痛対策ボンネルコイルは振動が全体に伝わりやすく、寝返りの際に揺れることが寝心地に影響する気になるポイントです。

スプリングの太さや数にもよりますが、比較的硬めの寝心地になる傾向です。

腰が沈み込みにくいことから、腰痛対策ならボンネルコイルが狙い目です。

ただし製品ごとに睡眠の質は異なるので、実際に店頭で確認してから購入を検討することをおすすめします。

ポケットコイルも反発力などによって、かなり寝返りのうちやすさや睡眠の質が違ってきます。

体の特定の部位に負担が掛かりにくく、どこかが痛くなるといったことがすくないので、睡眠の質を追求するのに最適です。

寝返りの度に振動しませんから、振動によって睡眠が邪魔される心配もないです。

長い目でみれば、ヘタって腰が沈み込むようになることがあるボンネルよりも、しっかりとした作りでヘタリにくいポケットコイルの方が腰痛対策になるケースも珍しくないです。

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